学校法人黄柳野学園 つげの高等学校―不登校で転校をお考えのみなさんへ

自然と共に不登校生を全力で応援する

Q&A

黄柳野高校について

全校生徒は140名です。男女比は7:3で男子の方が多いです。

愛知県内の生徒がおよそ50%です。その他には東京や神奈川の生徒と静岡の生徒が多いです。関西や九州出身の生徒も元気に暮らしています。

1クラス20~25名で各学年2クラスの計6クラスです。

専任教職員(教務、寮務、事務、食堂)が約30名で、その他嘱託や非常勤の方が約20名。合計50名です。

本校は通信制やサポート校ではありませんので、全日制普通科高校の卒業資格が得られます。黄柳野高校は寮のある全日制高校です。

不登校支援について

全校生徒のおよそ7割から8割が不登校経験者です。入学してくる子どもたちはみんな寮生活に自信がないけど「自分を変えたい」、「やり直したい」という思いをもって入学してきます。また入学前にオープンキャンパスや入学者選考などで宿泊を経験しているのでスムーズに寮生活を始められています。

集団に入るのが極端に苦手なお子さんや特別な配慮の必要なお子さんはサポート教室で学習することができます。サポート教室は少人数で落ち着いた環境で学ぶことができる教室ですが、利用するには事前に申請が必要です。通常の授業とサポート教室とを選んで利用することもできます。

寮生活について

合格と同時に冊子が送られてきますのでそれを参考にしてください。男子寮には収納棚がありませんのでホームセンターなどで売っている収納ケースを持ってきてください。女子寮には収納棚がありますので必要ありません。その他には着替え、筆記用具、洗面用具です。あとは生活しながら同室の人と相談しながら持ってくると良いでしょう

できません。寮生活は楽しく思えても知らないうちにストレスが溜まります。一時帰省や長期休業は自宅でリフレッシュする期間ですので寮を施錠して全員が自宅に帰ることになっています。

オープンキャンパスや入学者選考時の宿泊での様子や一人ひとりの個性を把握して最適と思われる部屋組みを行います。残念ながらうまくいかなかった場合は部屋替えができます。

わからない場合は寮スタッフが教えます。また同室の先輩や同級生と一緒にやることが多いのでほとんどの生徒が自分でやれるようになります。心配な場合は入学前に少し練習しておくとよいでしょう。親御さんの苦労もわかってよいかもしれません。

寮生活はストレスもありますが、友だちとの共同生活は楽しいものです。中には数日遅れて寮に戻ってくる生徒もいますが、全員がしっかり寮に戻ってきています。もしも寮に戻れないようなことがあればスタッフがしっかり対応しますので安心してご相談ください。

できます。宅配便で荷物を送るときは宛先を男子寮「生徒名」、女子寮「生徒名」にしておいてください。

学習について

積み上げの必要な国語、数学、英語は3つのグレード別なので中学校の復習からはじめることもできます。学期に一回テストがありますが、合格点はもうけずに毎日の授業の取り組みで成績を付けていきます。毎日しっかり出席していれば進級できます。困ったときは担任の先生や各教科の先生もサポートしてくれるので大丈夫です。

各学期に1回期末考査(テスト)があります。成績については期末考査の点数だけで決めずに、毎日の授業の取り組みや学ぶ意欲などを総合的に評価しています。毎日しっかり授業に出て少しでもわかろうとする意欲があれば心配はいりません。

生活について

学校には24時間必ずスタッフがついていますので急用の場合は学校に電話をかけていただければ結構です。

詳しくは事前にご相談ください。食堂では一般的なアレルゲンについては除去いたしますが事故のないようにするために病院の診断書等を用意していただくこともあります。

ご家庭にもよりますが、4週間から5週間の間であれば2500円~5000円ぐらいあれば十分だと思います。

現金は事務室に預けるようにしてもらっています。必要な額を事務室まで引き出すようにしてください。
事務室は平日の8:30~17:30まで利用可能です。

送っていただいて構いません。送り状には本人の名前と男子寮、女子寮と書いてください。一度にたくさん送ると仲間に配ってしまうなどのトラブルにもなりかねませんのでこまめに送られた方がよいでしょう。

学校生活に支障がなければかまいません。アルバイトをする場合は必ず保護者の届け出が必要です。またアルバイト中の監督については保護者の皆様の責任でお願いします。

事務室ではお小遣いの管理も手伝っています。「一回○○円まで」「お金を出す時は保護者に連絡させてください」などのリクエストがあれば入学後ご相談ください。可能な範囲でお手伝いします。

発達障がい、学習障がいについて

本校には、発達障がいの診断を受けている生徒が約30%います。本校で学びたいという意欲があり、ルールを守ってお互いを尊重することができれば十分入学できます。

私たちは一人ひとりの抱えている困り感を理解することにつとめています。そのうえで、それぞれに合った生活環境を模索していきます。何よりも本人が黄柳野高校で高校生活を送りたいという気持ちがあれば寮生活は可能です。

服薬に関しては、本人管理のサポートとして預かったり、時間になったらお渡ししたりすることであれば入学できます。ただし本人が飲み忘れれることで大きな支障があるような場合はお断りすることがあります。

本校に来校していただくドクターが主治医になることはできません。寮生活を送るうえで主治医に必要な助言や相談をさせていただくことはできます。

校則・寮則について

本校は個性や自主性を尊重していますので、服装や髪形に関する校則はありません。

法律で禁止されている行為だけでなく、他の生徒の迷惑になる行為や点呼不在など命の確認に関わる規則についてはしっかり守る必要があります。細かい校則や寮則はありませんが、集団生活を乱す行為については丁寧に説明し、守れるよう指導しています。

スマホ、ゲームの利用について

保護者の同意があれば持ち込み可能です。寮内ではWi-Fiも使えます。ただし、授業に差支えがあったり、課金などのトラブルがあったら場合は保護者も交えて話し合いをしてスタッフが管理することもあります。スマホの使い方については各家庭で差があるので家庭でしっかりルールを決めておいてください。

規則正しい生活や仲間との生活があるため、ほとんどの生徒は入学前に心配されていましたが全寮制の生活の中で自然と適切な範囲で利用できるようになっていますのでご安心ください。もしも消灯時間を過ぎての利用やスマホの使い過ぎによるお金のトラブルなどがあれば本人とも話し合いながら私たちがしっかり指導します。

入学について

宿泊体験を通じて、基礎学力診断テスト(英語、国語、数学)や創作活動、グループワークなどで黄柳野高校の生活が送ることができるかを判断させていただきます。一般入学の場合は1日目に保護者の方を交えた面談があります。

本校の推薦基準のどれか一つを満たしていて、中学校から推薦がいただければ受験できます。中学校の推薦基準は学校によって違いますが、黄柳野高校入学への意思があれば不登校のお子さんでも推薦していただける学校はたくさんあります。

中学校からの推薦がいただけなくても、次の条件に当てはまれば推薦と同じ日程で受験することができます。①募集要項の出願資格をすべて満たしている ②黄柳野高校のオープンキャンパスに参加したことがある それ以外は推薦と同じです。

1、2年生への転入学は1月までです。3年生のみ9月までとなっております。ただし転入学の場合は単位の読み替えや前籍校での登校日数の確認などが必要になりますので、必ず事前にご相談ください。

学校見学につて

学校見学は入試期間をのぞき年中いつでも可能です。もちろん祝日も可能です。校舎だけでなく寮や食堂などの施設もご案内しますので事前にご予約くだいさい。予約するには電話、ホームページ、メールが利用できます。

JR新城駅から学校まで送迎いたします。公営のバスなどは通っていませんので、前もって到着予定時刻を教えてくだされば迎えに参ります。

オープンキャンパスについて

学校施設の見学、新しい仲間づくり、昼食、体験授業などがあります。

 

一日目は日帰りの体験と同じ内容です。その後夕食を食べてから実際の寮生活をイメージした交流会や消灯までの生活を体験します。朝が苦手な人でもスタッフが丁寧に起こしてくれます。二日目はフィールドワークなどを行います。

保護者だけの参加ももちろん可能です。保護者向けの特別講座(子育て講演、進路講座など)や交流会、個別相談もあります。保護者のみなさんが安心してからお子さんに紹介してあげてください。

もちろん構いません。図書室で開催している在校生の保護者懇談会に参加していただければ絵本や漫画を読んでいただくことができます。

今年度はオンラインでの説明会は予定されていませんが、新型コロナウィルス感染でオープンキャンパスが実施できない場合はオンラインでの開催を検討しています。またYouTube™のライブ配信「つげチャンネル」で生徒の生の声を定期的に配信します。

新型コロナウィルス対策について

生徒は毎日朝と夜に検温して記録しています。また寮の出入りの際には手指消毒や共用スペースの消毒を毎日おこなっています。食堂のテーブルにはパーティションを設置しています。教室はすべて換気機能付きのエアコンを新設して常に換気できるようになっています。詳しくはホームページの新型コロナウィルス対策ガイドラインをご覧ください。

いまだに解明されていない点がたくさんあるため、原則として保健所の指示に従った対応になります。まずは保護者のみなさんと連携を取りながら生徒の健康を第一に学びの保障をしていきます。ガイドラインについても常に最新情報を把握して改訂していきます。